理事長挨拶
佐藤理事長
 組合員の皆様に新任のご挨拶を申し上げます。

 去る5月18日、前理事長鈴木清氏の後任として、この度、須川土地改良区一連の役員改選期に当り理事長職を拝命いたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 須川土地改良区創設以来、歴代理事長と比しあまりにも小粒でございますが、組合員皆様と同じ目線で物事を見て参る所存でございます。


 昭和45年開拓事業が承認され、昭和62年に開拓建設事業が完工され、事業費償還も本年度をもって開拓事業と区画整理事業の償還は完了となります。

 非常に厳しい状況下の農業と言われながらも一隅に日が差す部分も確かに見られ、水田の水稲作付け割合も他よりも高くなっており、県産ひとめぼれ特Aの主産地であると思います。畑地については、行政監察局からの指摘もあり有効活用すべく努力もしているところであります。

 本来、早速ご挨拶すべき時に、気仙沼沖地震が発生し、改良区創設以来の甚大な被害を受けました。

 当初、復旧に20日間くらい要すると見込まれましたが、県農林水産部・一関地方振興局及び農村整備室の昼夜を問わずのご指導、そして一関市や花泉町の協力を得ながら、事業主体となって応急本工事という復旧工事に取り組んで頂きました。復旧工事には、改良区の受益地以外で工事に関る用地について、ご協力を頂いた方々には心からお礼を申し上げるものであります。

 工事業者、改良区役員、職員等々、多くの方々のご支援が一体となって復旧に当って頂き、止水期間が半分程度に短縮でき、渇水被害が回避できたと思い、感謝の念で一杯であります。ただ、組合員個々の所有地の被害も多く、その復旧には多額の費用を要すると思われ、心が痛むところであります。

 農業を取り巻く厳しさは強くなるばかりでありますし、改良区施設も敷設後30数年にもなり、老朽化も目立つようになっています。また、畑地の有効利用等々課題が山積みしておりますが、なかでも、事業費の償還、経常賦課金の未収額が1億5千万円に達し、借入れを行いつつ改良区運営を行っている次第ですがそろそろ借入れの限界に至ってきております。

 当理事会は、未収金回収が最大の課題となっています。このような情勢の折にも納付に努力されている方々があり、滞納者に対して不公平感を抱く人も出てくるのではないかと憂慮しているところです。どうぞ1日も早い納付を賜りたい所存であります。

 管内改良区の合併問題など新しい動きも在ります故、総代・理事・監事共々組合員皆様の一助になりますよう、農業生産の営農活動にこの須川土地改良区の施設が一助になりますよう、精一杯努めて参りますので先輩の方々同様よろしくお願い申し上げてご挨拶と致します。



                平成18年1月  
                                       理事長
 佐藤 慶一 

 

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更新履歴 新規作成日:2004/04/01
       最終更新日:2006/01/23
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