理事長挨拶
佐藤理事長
 組合員の皆様、新年明けましておめでとうございます。

 昨年5月の役員改選に当たり、再度この職をお受けすることになりました。弱小者でございますが、一生懸命その任に当たる所存でありますのでよろしくお願い申し上げます。

 昨年の稲作におきまして作柄はまずまずの成果を得たものの、価格において予想もせぬ価格となり、単に米作り農家の痛手にとどまらず、日本農業の根幹にまで及ぶ事態と思えてなりません。農政としての立て直しを願うものです。


 そうした面に反して、私達この須川土地改良区に明るいことがあります。予てから懸案でありました1号幹線用水路の漏水対策が、県営事業で改修工事に入ることになったことであります。

 毎年発生する漏水事故は何故か水を一番必要とする時期に発生し、皆様に多大のご迷惑をかけて参りました。水路は全てパイプラインであるが故に回復までの対応に時間がかかります。こうした事故は、地震の影響や老朽化によると言われていますが、いずれこの事態を農政局及び県が、非常に憂慮しておりましたが、県営事業の「ため池等整備事業」の中で全線改修する計画が示され、その事業導入や受入れが総代会に於いて承認をいただきました。

 現在、県では事務的手続きを進めているところであり、以降につきましては、この改良区だよりのお知らせ記事のスケジュールで進めて参りますので、組合員皆様のご理解とご協力をお願い致します。


 次に、畑地の遊休農地が多いと指摘されておりますが、市農政課・農業委員会・農業改良普及センター等のご支援を得まして遊休地が採草地あるいは電気牧柵による放牧地として多くの面積が活用されることになりました。それでも、まだまだ多くの面積が遊休地となっておりますので、所有者におかれましては、国営開発農地という事情をくみ取り、活用についてご検討をお願い致しますし、改良区としても相談に応じて参ります。

 又、当改良区として、大きな課題として続いております賦課金等の未納問題ですが、役員一丸となって取り組んでおりますが、大きな成果を得るに至っておりません。皆様の賦課金によって用水が確保され維持管理ができるのでありますから、十数年も改善されない方もおり、いつその遣り繰りが躓くか、非常に心配されるところであります。この先、さらなる対応を高ずることになろうと思います。組合員の平等観も限界に来ていると思われるからです。

 厳しいと言われている農業環境で、須川土地改良区に農地を所有して良かったと感じられるよう、須川営農組合の活動とも併せて、日々運営に努めて参る所存であります。本年もよろしくお願い申し上げまして年頭のご挨拶と致します。



                平成20年1月  
                                       理事長
 佐藤 慶一 

 

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更新履歴 新規作成日:2004/04/01
       最終更新日:2008/01/29
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