理事長挨拶
佐藤理事長

 組合員の皆様にご挨拶を申し上げます

 待ち遠しかった桜も満開の時期を迎えました。

 水稲の育苗作業をはじめ、畑作の果樹・たばこなどの作業も気候を気にしながら進められていることと思います。

 昨年、歴史的な政権の交代が行われ、かたや経済の大きな変動と重なり、農業を取り巻く状況も新しい取り組みへと変わってきていると感じられます。


 まず、当改良区として特記すべきことは、中山間地域等直接支払制度が三期目として継続されることが決まったことで、大歓迎すべきことと受けとめています。この制度は、恒久的な制度になる様子もあり、その政策を注視する必要があると思っています。

 次に、予てからの懸案事項である一号幹線用水路の補修工事については、県営ため池等整備事業を導入し、本年度の工事は三年目になります。多くの難題を抱えての事業となりますが、一つずつ解決し、安定した用水の供給を続けられるよう一層の努力を続けなければと考えているところです。

 この改良区だよりで報告している未収金状況でありますが、組合員相互の連帯感や平等感を損なうことのない健全な改良区運営を進めることが出来るよう、役職員が一丸となって取り組んできた結果、少しずつではありますが改善されて参りました。今後さらに、お願いとご理解を得ながら解消に向けて参ります。

 一号幹線用水路のみならず。各支線用水路も老朽化が進み、年々補修費が嵩む状況を考えますと、賦課金の軽減を図りながらも、運営の健全を確立するため、財政基金において毎年度積み立てをして参りますので、ご理解の程をお願い申し上げるところです。

 水稲の戸別所得保障制度にみられるように、国は国民を守る重要な柱の一つとして「農業」をとらえる姿勢が年々濃くなってきていると感じています。よって、ますます、改良区の任務は重大と考え、耕作放棄地の解消にも努めて参りました。ゆくゆくは農地本来の姿となり見た目にも美しい農地に整っていくものだと確信しています。

 また、事業完了時において未解決の、地上権設定・用地の買収なども今後取り組んでいかなければならない課題となっています。課題は種々ありますが、皆様方の一層のご支援を頂きながら解決に向けてがんばっていく所存でございます。

 今年は寅年、必ずしもよき年ではないという説もありますが、しかし、それぞれが努力することでよき年に変えられることが出来ると信じています。

 組合員の皆様のご健勝と、収穫期を笑顔で迎えられますことを祈念して挨拶といたします。

                平成22年5月  
                                       理事長
 佐藤 慶一 

 

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更新履歴 新規作成日:2004/04/01
       最終更新日:2012/09/24
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