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      一言ご挨拶を申し上げます。
                           

 須川土地改良区は、一関市と花泉町にまたがる標高50〜150mに位置し、山林と原野の中に沢田の点在する丘陵地帯でした。
 昭和33年の大干ばつを契機に、一関市・花泉町の市長・町長を中心と致しまして、再三にわたり農家とこの用水不足からの解消策を協議してまいりました。 そして、昭和44年国・県への繰り返しの陳情が認められ、国営須川地区開拓建設事業の基本計画が承認されましたが、国の開田の抑止政策のため計画を変更を余儀なくされ、ようやく45年に着工いたしました。
 18年間という長い歳月を経て完成した当改良区の施設は、近代農業の魁でした。独自の変電所・北上川からの揚水のための第1揚水機場・パイプラインを使っての調整池までの6kmの送水・標高差のある地域へ送水するための3箇所の揚水機場、そのための吐出水槽・田畑1枚1枚に設置された給水栓等々です。
 この地域の受益農家は、この事業で造成された施設を有効に活用することにより、近代農業を取り入れ以前からの農業経営にも大きな変換をもたらしました。
 しかし、今では施設造成後30有余年が経過し、施設の老朽化が進んで来ていることが当改良区としての大きな課題となってきました。 そこで、国の調査を踏まえ、平成10年度より県営かんがい排水事業の導入を実施し、基幹的施設の改修に努めているところです。 その事業も平成14年度で完成のはこびとなり、受益農家は安定した農業経営に精励できるものと感じております。
 最後に、関係機関の方々に感謝申し上げますとともに、今後とも皆様のご指導・ご支援を賜りますことを節にお願い申し上げます。

 平成15年3月  
                                  鈴 木  清
HP開設時 理事長
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更新履歴 新規作成:Apr.1,2004
        最終更新日:Mar.29,2006