前頁 次頁 目次 歴史 ホーム
第十節 俚諺・格言
本村ニ於テ普通行ハルモノヲ掲グレバ、左ノ如シ。
一、笑う門には福来る
二、花より団子
三、塵も積もれば山となる
四、佛も顔も三度
五、山高きが故に尊からず 木有るも以て尊しとす
六、何事三度
七、貧乏子宝 稼ぐに追付く貧乏なし
八、積善の家に余慶あり
九、良薬は口に苦し
十 、一心は岩を透おす
十一、焼ヶ上がり
十二、我が身をつねって人の痛さを知れ
十三、三つ子の魂百迄
十四、聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥
十五、うそつきは盗賊の始まり
十六、かっぱの川流し
十七、木から落ちた猿
十八、楽は苦の種、苦は楽の種
十九、悲しみ有れば喜び有り
二十 、楽あれば苦あり
二十一、虱の借金は隠せば殖える
二十二、老人を欺せば猿になる
二十三、老は百行基
二十四、がんないの赤味噌
二十五、医者の不養生
二十六、兄弟は他人の始まり
二十七、遠くのいとこより近くの他人
二十八、男は茶碗に盛りたるものと結縄にかけたるものは残すな
二十九、他人の振りみて我が振直せ
三十 、屁と火事は手前から騒げ
三十一、知らぬは佛
三十二、問い聞くに落ちない、かたるに落ちし
三十三、手前味噌
三十四、正直の頭に神宿る
三十五、運と果報は寝て待て
三十六、虎は死して皮を残し、人は死して名を残す
三十七、犬も歩けば棒に當たる
三十八、他人を見たら泥棒と思え
三十九、成らぬ堪忍するが堪忍
四十 、一杯人酒を呑み二杯は酒、酒を呑み、三杯は酒人を呑む
四十一、口は禍の門
四十二、病は口より入る
四十三、悧恰家持たず
四十四、門前の小僧習はぬ経を読む
四十五、生まれ所より立ち所
四十六、婆習し子は三百下り
四十七、可愛い子には旅をさせろ
四十八、習うよりは慣れろ
四十九、京の着倒れ奥州は食ひ倒れ
五十 、耳からより口から
五十一、みのごなし(力無し)の今度
五十二、一文惜しみて百知らず
五十三、染屋の白袴
五十四、物によりて賢し
五十五、慾濃い鷹の爪抜ける
五十六、実入りの悪いは頭が高い
五十七、油断大敵
五十八、喉元過ぎれば熱さを忘る
五十九、桶屋の縄たが
六十 、笠縫ひは咠被ぶる
六十一、老人の冷水
六十二、論より証拠
六十三、詩を作るより田を作れ なにがしより金貸し
六十四、生兵法大疵の基
六十五、ばいの物いふず
六十六、後悔先に立たず
六十七、やしやながり(困却せる者)の神頼み
六十八、染屋の明後日七十五日
六十九、好きこそ物の上手なれ
七十 、人真似小真似酒屋の狐(其の意味を知らず)
七十一、人には一癖
七十二、馬に念佛
七十三、猫に小判
七十四、馬鹿でも惣領爺が孫
七十五、長男の甚六
七十六、轉ばぬ先の杖
七十七、旅のはじはかき捨て
七十八、袖振り合うも他生の縁
七十九、人は見目より心持ち
八十 、味噌臭いは真の味噌にあらず
八十一、住めば都
八十二、馬には乗りて見よ、人にはあたりて見よ
八十三、犬に星、馬に銭
八十四、御空に梯子
八十五、盗人に追銭
八十六、摺った食ったより飲んだ食ったはよい
八十七、合縁奇縁
八十八、馬鹿につける薬なし
八十九、堂に似て鐘つるせ
九十 、蟹は甲羅に似せて穴をほる
九十一、金が敵
九十二、河豚は喰いたい命は惜しい
九十三、娘の古いのと梯子の古いのは子がぬける
九十四、急がば廻れ
九十五、世の中に鬼はなし
九十六、面白いのは遠くの火事
九十七、片眼鶏の餌を拾ふが如し
九十八、大湯にこけなし馬鹿の湯喰ひ
九十九、命と細引は長き程よし
一〇〇、水呑百姓
一〇一、損して得とれ
一〇二、負けるが勝ち
一〇三、逃ぐるも兵法
一〇四、抜け目なしの木脇差
一〇五、帯に短し、たしきに長し
一〇六、破鍋にとじぶた
一〇七、鰹魚節はだしばかり
一〇八、弘法も筆の誤り
一〇九、天に誤りなし
一一〇、持って走れば息切れる
前頁 次頁 目次 歴史 ホーム
底本:「復刻 眞瀧村誌」
2003(平成15)年6月10日発行
発行者 眞瀧村誌復刻刊行委員会
代表 蜂谷艸平
2004年3月10日作成