須川地区国営総合開拓パイロット事業


年譜 年譜

経過報告 事業経過報告

大臣挨拶 農林大臣挨拶


事業の目的 事業の目的

 本地区は岩手県南部に位置し、北上川右岸に広がる波状の丘陵地ですが、水資源に乏しかったため多くの未開墾地が残されており、また谷地田等の既耕地の用水源は、天水掛りのため池のみで、慢性的な用水不足に悩まされていました。このため北上川に水源を求め、山林原野などの未開墾地の農地造成事業と地区内既耕地の区画整理事業、および農業用の用排水事業を一体的に行う総合農地開発事業により、農業用水を確保して経営規模の拡大、機械導入による省力化を進め農業所得の向上と経営の安定化を図ることを事業の目的とします。

事業の経緯
事業の経緯

 本地域の農業は、水田を主体にし、麦、豆類等の畑作を組み合わせて展開されてきましたが、農家一戸当たりの経営面積は、水田0.78ha、畑0.32ha、計1.10haと極めて零細で、大部分の農家は不安定な兼業収入に依存している状況でした。本地区は、当初「須川山麓地区」と呼ばれ、一関市ほか、3町にまたがる6200余haを開発する大構想でしたが、数次に亘る予備調査や地元調整を経て、最終的には一関市真滝、弥栄地区、花泉町金沢地区に絞られ、昭和39年度から基本計画調査が開始されました。
 また、昭和43年度からは開拓基本計画の樹立と全体実施設計に取りかかり、昭和44年6月に総合開拓パイロット事業開拓基本計画が承認され、同年10月には「東北農政局須川開拓建設事業所」を開設し、工事着工の体制を整えました。
 しかし、昭和44年2月10日付け通達「開田計画取り扱いについて」により、開田計画の縮減を図ってきた事業計画は、さらに昭和45年2月19日付け通達「新規開田の抑制について」および同年7月22日付け通達「開田計画を含む地区の取り扱いについて」によって本地区に認められた施策開田面積は大幅に削減され、当初の予定678.7haから370.0haとなりました。
 このため、急きょ開拓基本計画の変更と全体実施設計の見直しを行い、昭和45年度において土地改良法に基づく法手続きを執り、事業着工にこぎつけました。


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水土里ネットすかわ 須川土地改良区
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更新履歴 新規作成日:2004/04/01
       最終更新日:2012/09/24
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